W-ZERO3

日本で最初に大ヒットしたスマートフォンは、ウィルコムから発売されたW-ZERO3です。W-ZERO3は、2005年の年末に発売されたスマートフォンで、W-ZERO3が発売された当時はiPhoneなども上陸しておらず、ガラケー全盛期であったのにも関わらず、発売から6ヶ月で15万台以上も売れた大ヒットとなったスマートフォンです。このW-ZERO3の大ヒットが切っ掛けとなり、多くの企業がスマートフォン市場に参入するようになりました。

W-ZERO3に搭載されているOSは、Windowsのモバイル用に開発されたMicrosoft Windows Mobile 5.0です。また、W-ZERO3はタッチパネルではなく物理キーとなっており、両手の親指を使ってタイピングするような使用となっていました。キーの並びは、一般的なパソコン用のキーボードと同じでしたので、爪が長い方であったり、手が大きな人には使いにくかったかも知れません。

現在のiPhone 12とは比べ物にならないほど面倒で操作しにくいOSですが、このW-ZERO3が発売された2005年時点においては、非常に革新的なOSであったことは間違いありません。